生協共済連における健全性維持に関する考察  [in Japanese] Financial Soundness of Federation of Consumers Insurance Cooperatives  [in Japanese]

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Abstract

わが国の保障事業における共済の存在は大きいと同時に,大規模共済が破綻した場合の影響も民間保険会社の破綻と同様の大きさになりうる。本稿では,共済連合会のうち,経営理念,販売商品の面で民間保険会社との差異が大きい生協共済連の財務の健全性を分析し,その維持のための方策を検討する。<BR>分析結果から,生協共済連は堅固な自己資本に支えられ,高い財務の健全性を維持していることがわかった。しかし,生協共済連がその事業内容を民間保険と同様のものに変更すると業務継続が困難なほどソルベンシーマージン比率が低下するという結果が試算によって得られた。そして,生協共済連の自己資本は,生協の特質からくる制約により,短期間に増加させる方策を持っていない。<BR>生協共済連が財務の健全性を維持するためには,自己資本の充実を図るより,引受けるリスク量を管理し,リスク許容度を超えることのない事業運営を行うことが肝要である。この点は,株式の増資や基金の増額といった自己資本の増加策をもっている民間保険会社においても留意しなくてはならない。

Journal

  • Hokengakuzasshi (JOURNAL of INSURANCE SCIENCE)

    Hokengakuzasshi (JOURNAL of INSURANCE SCIENCE) 2013(621), 621_49-621_68, 2013

    The Japanese Society of Insurance Science

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