P1-008  シェーグレン症候群における抗gAChR抗体陽性例/陰性例の比較検討

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著者

    • 向野 晃弘
    • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座
    • 中根 俊成
    • 長崎川棚医療センター 臨床研究部|長崎川棚医療センター 神経内科
    • 樋口 理
    • 長崎川棚医療センター 臨床研究部
    • 中村 英樹
    • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座
    • 川上 純
    • 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座
    • 松尾 秀徳
    • 長崎川棚医療センター 臨床研究部|長崎川棚医療センター 神経内科

抄録

【背景】抗ganglionicアセチルコリン受容体(gAChR)抗体は自律神経節に存在するgAChRを標的とし,一次性自律神経性ニューロパチーの約50%で検出されることが報告されている.一方,シェーグレン症候群(SS)に認められる自律神経障害の原因は未解明である.今回我々は著明な自律神経症状を合併したSSにおける抗gAChR抗体陽性例と陰性例間の臨床症状について比較検討を行った.【対象】SSと臨床診断された11症例の血清および各種臨床情報を対象とした.【方法】ルシフェラーゼ免疫沈降法(LIPS法)を用いて抗gAChR抗体測定を行った.また,提供された各種臨床情報をもとに抗gAChR抗体陽性例と陰性例の自律神経症状等を比較検討した.【結果】SSを合併した検体11例中,5例(45.5%)で当該抗体が陽性であった.抗体陽性群5症例では先行感染ありが3例(60%)で,全例で起立性低血圧を合併していた.陰性群6症例では起立性低血圧4例(66.7%)見られた.両群とも消化器症状,排尿障害を合併していた.【考察】著明な自律神経障害を呈するSSのうち45.5%もの症例で本抗体が陽性であったことは,この抗体の病態における役割を考える上で興味深い数値である.抗体陽性と陰性の臨床像の違いを見出すには今後更に症例を蓄積し,他の検査所見や合併症の確認や免疫治療の有効性を検討する必要がある.

収録刊行物

  • 日本臨床免疫学会会誌

    日本臨床免疫学会会誌 37(4), 334b-334b, 2014

    日本臨床免疫学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130004694236
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0911-4300
  • データ提供元
    J-STAGE 
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