書誌事項
- タイトル別名
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- DIAGNOSIS AND MANAGEMENT OF GASTROINTESTINAL LYMPHOMAS
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抄録
消化管悪性リンパ腫の診断と治療の現況について概説した.消化管原発リンパ腫は消化管悪性腫瘍の中では1~8%とまれであるが,節外性リンパ腫の30~40%を占める重要な疾患である.組織型ではMALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫とびまん性大型B細胞リンパ腫が多く,近年,腸管濾胞性リンパ腫の頻度が増加している.小腸リンパ腫の診断には,バルーン内視鏡またはカプセル内視鏡検査が必須である.胃リンパ腫と腸管リンパ腫のいずれにおいても,肉眼型と組織型には相関がみられる.治療には,watch and wait,抗菌薬治療,化学療法,放射線治療,外科切除,分子標的治療など多くの選択肢があり,罹患部位,組織型,病期により決定する.このため,治療前の正確な組織診断および病期診断が重要である.
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 56 (10), 3599-3606, 2014
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679198850176
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- NII論文ID
- 130004707297
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可