合流部容量変動と不確実性を考慮した旅行時間の統計的予測手法

  • 坂井 勝哉
    東京工業大学 大学院理工学研究科土木工学専攻
  • 日下部 貴彦
    東京工業大学 大学院理工学研究科土木工学専攻
  • 朝倉 康夫
    東京工業大学 大学院理工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • STATISTICAL MODEL OF TRAVEL TIME PREDICTION CORRESPONDING TO FLUCTUATION OF BOTTLENECK CAPACITY ON JUNCTION
  • ゴウリュウブ ヨウリョウ ヘンドウ ト フカクジツセイ オ コウリョ シタ リョコウ ジカン ノ トウケイテキ ヨソク シュホウ

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抄録

旅行時間を点推定で予測し,かつ一定の割合で収まると期待される幅も推定する既存の統計モデルを基にして,合流部を対象とするモデルに拡張した.合流によるボトルネックでは相手路線の混雑状況によって容量が変動するため,容量の大きさに応じて旅行時間の不確実性が異なることを考慮する必要がある.<br>実データを用いたモデルの検証分析では,旅行時間を点推定で予測する段階では既存モデルで対応できることが確認されたが,旅行時間のばらつきを確率的に考慮した幅を予測する場合には合流相手路線のオキュパンシーをモデルの入力変数として用いることで旅行時間の不確実性をより適切に推定できることが示された.具体的には,相手路線のオキュパンシーが高ければ合流部の容量が小さくなり旅行時間のばらつきが大きくなることがわかった.

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