観測震度または予測震度を与件とする震度継続時間の条件付予測式

• 能島 暢呂

  岐阜大学工学部

書誌事項

タイトル別名

• Conditional Prediction Equations for Duration of Specified Intensity Levels under Given Predicted or Observed JMA Seismic Intensity

抄録

本研究は、震度継続時間を予測する簡便手法の確立を目的として、観測震度または予測震度を与件とした条件付予測式を提案するものである。1996～2013年の主要な35地震（M_w =5.0～9.0）で観測された約1万の3成分の加速度記録を用いて、震度閾値（震度階1～6強の8 種類）を上回る震度継続時間を計測し、観測震度と着目する震度閾値との震度差、断層最短距離、モーメントマグニチュード、着目地点における平均S波速度、Vs=1400m層上面深度、地震タイプ（内陸地殻内、プレート境界、プレート内）を説明変数とする予測モデルを構築した。震度予測を外生化することで、常用対数標準偏差0.2以下と精度が高く、震度継続時間1～300秒程度の広いレンジを対象とした予測式が得られた。

収録刊行物

• 日本地震工学会論文集

  日本地震工学会論文集 14 (5), 5_50-5_67, 2014

  公益社団法人 日本地震工学会

キーワード

• 震度継続時間
• 計測震度
• 閾値超過
• 予測式

詳細情報

• CRID: 1390282680334107648
• NII論文ID: 130004714285
• DOI: 10.5610/jaee.14.5_50
• ISSN: 18846246
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可