単施設における胸椎変性疾患手術99症例の検討

  • 北原 孝宏
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
  • 花北 順哉
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
  • 高橋 敏行
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
  • 渡邊 水樹
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
  • 河岡 大悟
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
  • 宮田 武
    藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター

書誌事項

タイトル別名
  • Surgical Treatment and Outcomes in 99 Cases of Thoracic Degenerative Diseases : Single-center Study

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抄録

 胸椎変性疾患の手術成績は頚椎や腰椎の変性疾患と比べると一般に不良であり, 特に胸髄腹側に位置する椎間板ヘルニア (DH) と後縦靱帯骨化症 (OPLL) では重篤な合併症が生じやすいとされている. しかし胸椎変性疾患は治療対象となることが少なく, その治療に関する大規模な報告もいまだ少ない. 今回われわれは, 当施設において手術治療を行った連続99例に関して後方視的検討を行った. 黄色靱帯骨化症 (OLF) に対しては椎弓切除を用いた骨化巣摘出, DHに対しては主に後側方到達法を用いた椎間板摘出, OPLLに対しては高位に応じた前方 (前側方) 到達法を用いた骨化巣摘出を行うことにより, いずれも良好な成績が得られた.

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参考文献 (22)*注記

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