東京都内で発生したアカコッコマダニ成虫複数刺咬の1例

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タイトル別名
  • A Case of Plural Tick Bites <I>Ixodes Turdus</I> Occurred in Tokyo

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抄録

アカコッコマダニは主に鳥類を宿主とするマダニであり,住宅地周辺での刺咬例が多い。本症例も現病歴より,東京都区内で刺されたことは明らかであった。症例は5歳,女児。頭部に2ヵ所,頸部左側に1ヵ所虫体が咬着していることを発見し,当院救急外来を受診。切除術施行後,アモキシシリンを1週間内服した。抗ライム病ボレリア抗体(B. burgdorferiB. gariniiB. afzelli)は陰性。同定できた虫体2体はアカコッコマダニ成虫雌であった。アカコッコマダニ複数咬着例の報告は本邦初である。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 6 (4), 387-391, 2007

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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