ラジカル置換ラジカルイオン種を基盤とする分子磁性体の開発

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular Magnets based on Radical-Substituted Radical Ions

抄録

ラジカル置換ラジカルイオン種は分子磁性体の構成成分である。今回、ニトロニルニトロキシド置換トリフェニルアミンラジカルカチオン塩化鉄塩(NNTOTFeCl4)、塩化ガリウム塩(NNTOTGaCl4)の構造と磁性について検討を行った。NNTOTFeCl4はでは2.9 Kと0.8 Kで共に弱強磁性体への逐次相転移を示した。非磁性のガリウム塩も2.6 Kで弱強磁性体への相転移を示した。NNTOTFeCl4の逐次相転移は2.6 Kで有機弱強磁性体に相転移し、0.8 Kで有機+鉄イオン系の弱強磁性体に相転移することにより起こるものであると考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205555127808
  • NII論文ID
    130004729019
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2009.0.60.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ