n-ブトキシ基を導入したトリオキソトリアンギュレン誘導体の構造と物性

• 仮屋薗 和貴

  阪大院理

• 上田 顕

  阪大院理

• 村田　 剛志

  阪大院理

• 佐藤 和信

  阪市大院理

• 工位 武治

  阪市大院理

• 森田 靖

  阪大院理

書誌事項

タイトル別名

• Structure and Properties of a Trioxotriangulene Derivative Possessing n-Butoxy Groups

抄録

25π縮合多環構造を有する電子スピン非局在型中性ラジカルであるトリオキソトリアンギュレン (TOT) は、非常に高い安定性と４段階の酸化還元能、そして一次元カラム構造を有している。我々は、様々な置換基を導入した TOT 誘導体を設計・合成し、その置換基効果について研究している。最近、n-ブトキシ基を導入した誘導体 TOT(O-n-Bu)3 を空気中安定な単結晶として単離することに成功した。各種物性測定を行い、n-ブトキシ基導入による立体的・電子効果について考察した。

収録刊行物

• 基礎有機化学討論会要旨集（基礎有機化学連合討論会予稿集）

  基礎有機化学討論会要旨集（基礎有機化学連合討論会予稿集） 2010 (0), 2P52-2P52, 2011

  基礎有機化学会（基礎有機化学連合討論会）

キーワード

• 安定中性ラジカル
• トリオキソトリアンギュレン
• 一次元カラム構造
• 多段階レドックス能
• 電子スピン構造

詳細情報

• CRID: 1390282680532699392
• NII論文ID: 130004729189
• DOI: 10.11494/kisoyuki.2010.0.2p52.0
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可