C-S-Hの構造変化に及ぼす外的要因の影響

• 黒澤 利仁

  北海道大学　大学院工学院環境循環システム専攻

• 湊 大輔

  北海道大学　大学院工学研究院環境循環システム部門

• 服部 廉太

  北海道大学　大学院工学院環境循環システム専攻

• 名和 豊春

  北海道大学　大学院工学研究院環境循環システム部門

書誌事項

タイトル別名

• NANO-STRUCTURAL CHANGES OF C-S-H IN HARDENED CEMENT PASTE UNDER DRYING-WETTING ACTION

抄録

乾湿繰り返しや乾燥による硬化セメントペースト中のカルシウムシリケートハイドレート（C-S-H）の構造変化について、細孔構造測定前試料を乾燥させない手法により検討した。DSCを用いたサーモポロメトリーの解析結果から、乾湿繰り返しや乾燥により直径数nm～10nmの細孔量が減少し、10～100nmの細孔量が増加することを示した。²⁹Si MAS NMRの結果から、水中養生試料に比べ乾湿繰り返しや乾燥試料ではシリケートアニオン鎖の平均鎖長の伸展がみられ、それに伴うGlobuleの緻密化によりC-S-Hの構造が変化した可能性が示された。

収録刊行物

• Cement Science and Concrete Technology

  Cement Science and Concrete Technology 65 (1), 146-152, 2011

  一般社団法人 セメント協会

キーワード

• C-S-H
• 乾湿繰り返し
• サーモポロメトリー
• NMR
• 細孔径分布

詳細情報

• CRID: 1390001204830195840
• NII論文ID: 130004745669
• DOI: 10.14250/cement.65.146
• ISSN: 21873313
• ISSN: 09163182
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/cement/65/1/65_146/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可