クリンカ細骨材によるモルタルの緻密化と自己治癒機能

  • 細田 暁
    横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院
  • 渡辺 優樹
    東海旅客鉄道株式会社
  • 樋口 隆行
    電気化学工業株式会社 セメント・特混研究部
  • 盛岡 実
    電気化学工業株式会社 セメント・特混研究部

書誌事項

タイトル別名
  • DENSIFICATION AND SELF-HEALING PERFORMANCE OF MORTAR WITH CLINKER FINE AGGREGATE

抄録

クリンカ細骨材をモルタルに用い、モルタルの緻密化と、微細ひび割れを導入した後の自己治癒性能を検討した。収縮-逸散水量関係を用いた分析により、クリンカ細骨材の界面領域が緻密になることを推察し、反射電子像による分析で検証した。クリンカ細骨材モルタルは、普通細骨材モルタルより逸散水量が大幅に低減し、収縮量は同程度以下であった。短繊維を混入したモルタルに圧縮載荷で導入した微細ひび割れの幅は0.02~0.1mm程度であり、クリンカ細骨材を用いた場合に治癒効果が卓越した。微細ひび割れの治癒を収縮-逸散水量関係、EPMA、吸水抵抗性の観点から確認した。

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参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204829394432
  • NII論文ID
    130004745752
  • DOI
    10.14250/cement.67.187
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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