粒度分布を考慮した濃厚系凝集サスペンジョンの流動性予測

  • 後藤 卓
    北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員DC
  • 安藤 雅将
    北海道大学 大学院工学部資源循環システムコース
  • 名和 豊春
    北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門

書誌事項

タイトル別名
  • RHEOLOGICAL MODELING FOR CONCENTRATED FLOCCULATED SUSPENSIONS CONSIDERING THE EFFECT OF PRIMARY PARTICLE SIZE DISTRIBUTION

抄録

セメントペーストなど凝集性のサスペンジョンは複雑な流動挙動を示す。著者らはその粘性を予測するために、フラクタルな凝集体の形成と破壊に基づくレオロジーモデルを検討してきた。本研究では、試料ごとの粒子充填率の変化を鈴木らのランダム充填モデルから求め、その変化を粒度分布の影響として粘度発現モデルに組み込むこととした。また、粒度分布より得られる平均粒径を用いて、DLVO理論、水和力の考慮より粒子間力を算出した。モデル中の比例係数Kについては、粒度分布より求められるランダム充填率と平均粒径を用いて決定した。その結果、フラクタル次元を適切に推定することで、その流動挙動を予測できることを示した。

収録刊行物

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204829641856
  • NII論文ID
    130004745803
  • DOI
    10.14250/cement.67.587
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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