閉塞性黄疸をきたした総胆管・十二指腸乳頭部MALTリンパ腫の1例

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  • A case of obstructive jaundice caused by MALT lymphoma of the common bile duct and the papilla of Vater

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抄録

症例は66歳男性.右季肋部痛,黄疸を主訴に入院となった.精査で総胆管の狭窄,十二指腸乳頭部の腫大,回腸末端のびらん性病変を認めた.生検結果はいずれもMALTリンパ腫であり,回腸病変を併存する総胆管・十二指腸乳頭部MALTリンパ腫と診断した.Helicobacter pylori除菌療法を行い一時的に病変の縮小を認めたが,その後増大傾向となったため化学療法を追加し,病変の縮小・消失を認めた.

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