脾摘が有用であったLeft-sided portal hypertentionの4例

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  • A report of 4 cases of left-sided portal hypertension treated successfully with splenectomy

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抄録

脾静脈閉塞に起因する胃静脈瘤を来した4例に対して脾摘を行い良好な結果が得られたので報告する.患者の平均年齢は55.8歳(53~60歳),すべて男性であった.症状は消化管出血が3例,無症状が1例であった.脾静脈閉塞の原因は膵炎2例,膵癌1例,脾悪性リンパ腫1例であった.4例とも脾摘が行われ,術後の上部消化管内視鏡検査では全例胃静脈瘤は消失し再発は認めておらず,脾摘は有用な治療であると考えられた.

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