ミズイモに発生する害虫の生態と防除 1  オキナワイナゴモドキの発生消長と被害

書誌事項

タイトル別名
  • Ecology of pests of the taro, Colocasia esculenta (Schott) var. aquatilis (Hassk) and their control
  • ミズイモ ニ ハッセイ スル ガイチュウ ノ セイタイ ト ボウジョ 1 オキナワイナゴモドキ ノ ハッセイ ショウチョウ ト ヒガイ
  • 1. オキナワイナゴモドキの発生消長と被害

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抄録

沖縄本島におけるミズイモでのオキナワイナゴモドキの発生消長と被害状況を調査した。<BR>1)本種の被害発生圃場率は76.1%で,各地域における被害葉率は4.8~49.2%であった。また被害の全くみられない地点もあった。<BR>2)本種による被害は,3月頃より認められ,8月以降急増し,9月に最も高くなった。その後,被害は急速に減少し,1~2月には認められなかった。<BR>3)本種の産卵穴は4月から認められ,被害葉率が最も高くなる9月には,被産卵葉柄率も最も高くなった。<BR>4)本種は成虫が3月頃,幼虫が5月頃より認められ,幼虫は8月に,成虫は10月に最も多くなった。また成虫が12~3月にかけて葉鞘の隙間で越冬して<BR>いることが確認された。

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