筋性拘縮を起こしたラットヒラメ筋に対する過伸張が筋の破断位置に与える影響

• 石倉 英樹

  土肥病院　リハビリテーション科

• 小野 武也

  県立広島大学　保健福祉学部　理学療法学科

• 沖 貞明

  県立広島大学　保健福祉学部　理学療法学科

• 梅井 凡子

  県立広島大学　保健福祉学部　理学療法学科

• 田坂 厚志

  県立広島大学大学院　総合学術研究科

• 相原 一貴

  県立広島大学大学院　総合学術研究科

• 佐藤 勇太

  県立広島大学大学院　総合学術研究科

• 大塚 彰

  県立広島大学　保健福祉学部　理学療法学科

書誌事項

タイトル別名

• Effect of Over-stretch on the Tearing Point of Muscle Contracture of the Rat Soleus
• キンセイコウシュク オ オコシタ ラットヒラメキン ニ タイスル カシンチョウ ガ スジ ノ ハダンイチ ニ アタエル エイキョウ

抄録

〔目的〕本研究の目的は，筋性拘縮を起こした骨格筋に過伸張を加えた時，損傷を受けやすい部位を形態学的評価から明らかにすることである．〔対象〕8週齢のWistar系雄ラット6匹を用いた．〔方法〕ラットの左後肢を足関節最大底屈位に固定した固定肢，無処置の右後肢を対照肢とした．4週後，全てのラットヒラメ筋に筋が破断するまで引張試験を実施し，ヒラメ筋の破断位置について検討を行った．〔結果〕固定肢の伸張距離と発生張力は対照肢よりも有意に低下していた．固定肢と対照肢のヒラメ筋の腓骨頭から破断位置までの距離に有意差はなかった．〔結語〕筋性拘縮の起こった骨格筋は筋長の短縮が起こっており，破断位置が正常な骨格筋よりも筋中央付近になることを示唆した． <br>

収録刊行物

• 理学療法科学

  理学療法科学 29 (2), 173-175, 2014

  理学療法科学学会

キーワード

• 筋
• 拘縮
• 過伸張

詳細情報

• CRID: 1390282679624140544
• NII論文ID: 130004874898
• NII書誌ID: AN10472896
• DOI: 10.1589/rika.29.173
• ISSN: 24342807
• ISSN: 13411667
• NDL書誌ID: 025521290
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/025521290
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025521290
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/29/2/29_173/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014228274
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可