高齢者のスクワット動作の特徴 2：60歳代と70歳代男性の下肢関節運動の比較

• 笠原 敏史

  北海道大学大学院　保健科学研究院　機能回復学分野

• 吉田 美里

  函館整形外科クリニック　リハビリテーション部門

• 齊藤 展士

  北海道大学大学院　保健科学研究院　機能回復学分野

• 高橋 光彦

  北海道大学大学院　保健科学研究院　機能回復学分野

• 柚原 千穂

  花川病院　リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名

• The Characteristic of the Squat in the Elderly II: Comparison of the Leg Joint Movements Between Males in Their 60s and 70s
• コウレイシャ ノ スクワット ドウサ ノ トクチョウ(2)60サイダイ ト 70サイダイ ダンセイ ノ カシ カンセツ ウンドウ ノ ヒカク

抄録

〔目的〕高齢者のスクワット動作時の下肢関節運動の特徴について調べた．〔対象〕60歳代と70歳代の健常高齢者19名（平均70.5歳）．〔方法〕閉眼スクワット動作時の下肢関節運動の反応時間，最大屈曲または背屈角度，最大膝間距離，足角と重心変化を計測した．〔結果〕関節間および年代間に反応時間の差は認められなかった．70歳代の膝関節屈曲角度は60歳代に比べ有意に小さかった．膝間距離は拡大していたが，年代間に差は認められなかった．60歳代では膝関節，70歳代では股および膝関節に下方重心変位との間に有意な相関が認められた．〔結語〕健常高齢者のスクワット動作時の膝関節角度は小さく，膝関節は内反する可能性が示された．健常高齢者に対しスクワット動作を行う時，矢状面のみならず前額面上の運動も考慮する必要がある． <br>

収録刊行物

• 理学療法科学

  理学療法科学 29 (6), 911-915, 2014

  理学療法科学学会

キーワード

• 加齢
• スクワット動作
• 下肢関節運動

詳細情報

• CRID: 1390001204645382272
• NII論文ID: 130004874927
• NII書誌ID: AN10472896
• DOI: 10.1589/rika.29.911
• ISSN: 24342807
• ISSN: 13411667
• NDL書誌ID: 026020404
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I026020404
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/29/6/29_911/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2015127749
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可