糖鎖連結光感受性物質を用いた新規光線力学治療法，診断法の開発

• 片岡 洋望

  名古屋市立大学 大学院医学研究科 消化器・代謝内科学 名古屋市立大学 大学院医学研究科 内視鏡部

• 林 則之

  名古屋市立大学 大学院医学研究科 消化器・代謝内科学

• 田中 守

  名古屋市立大学 大学院医学研究科 消化器・代謝内科学

• 矢野 重信

  奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科

• 城 卓志

  名古屋市立大学 大学院医学研究科 消化器・代謝内科学

書誌事項

タイトル別名

• Development of Novel Photodynamic Therapy & Diagnosis by using Sugar Chain Conjugated Chlorin
• Development of Novel Photodynamic Therapy & Diagnosis by using Sugar Chain Conjugated Chlorin

抄録

正常細胞に比し癌細胞が糖を取り込む事象はWarburg 効果として知られ，現在，癌の高感度診断として普及しているポジトロン断層法検査などに利用されている．糖鎖連結クロリンは優れた腫瘍細胞集積性を示し，第二世代の光感受性物質であるTalaporfin sodium の20 から50 倍の光線力学的治療（Photodynamic therapy; PDT）による殺細胞効果を示した．優れた腫瘍選択性を利用した光線力学的診断への臨床応用も期待される．今後のPDT の開発研究につき展望を述べた．

収録刊行物

• 日本レーザー医学会誌

  日本レーザー医学会誌 34 (2), 113-117, 2013

  特定非営利活動法人 日本レーザー医学会

キーワード

• 光線力学的治療
• 光線力学的診断
• Warburg 効果
• クロリン

詳細情報

• CRID: 1390001204767653632
• NII論文ID: 130004893570
• DOI: 10.2530/jslsm.34.113
• ISSN: 18811639
• ISSN: 02886200
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014150428
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可