日本先進糖尿病治療研究会によるCSIIおよびCGMに関するステートメント

書誌事項

タイトル別名
  • Consensus Statement on Continuous Subcutaneous Insulin Infusion and Continuous Glucose Monitoring
  • ニホン センシン トウニョウビョウ チリョウ ケンキュウカイ ニ ヨル CS Ⅱ オヨビ CGM ニ カンスル ステートメント

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抄録

最近,持続インスリン皮下注入療法(Continuous subcutaneous insulin infusion:以下CSII)と持続血糖モニタリング(Continuous glucose monitoring:以下CGM)が糖尿病の治療機器として普及しつつある.我々はCSIIおよびCGMに関する科学的根拠をもとに,これをコンセンサスステートメントとしてまとめた.CSIIでは適応,臨床効果,リスク管理など,さらに,運用法の実際的な要点,シックデイ,妊娠,食事・運動などに関する注意などについて述べた.CGMに関してもその適応と効果,糖尿病治療への活用法,注意点を述べた.CSIIおよびCGMは1型糖尿病,2型糖尿病の一部や妊娠中の糖尿病症例にも重要な臨床機器であり,このステートメントをもとに内科および小児科領域の患者教育に適応できる具体的なガイドラインの作成が望まれる.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 57 (6), 403-415, 2014

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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