鉄鋼スラグ水和固化体の変形に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • DRYING SHRINKAGE, AUTOGENEOUS SHRINKAGE, THERMAL STRAIN AND ELASTIC STRAIN OF STEEL-MAKING SLAG CONCRETE

抄録

本論文は,鉄鋼スラグ水和固化体の乾燥収縮ひずみ,自己収縮ひずみ,線膨張係数およびヤング係数を,セメントコンクリートと比較し,示したものである.鉄鋼スラグ水和固化体の骨材に用いる製鋼スラグは,吸水率が大きく多孔質であるため,水結合材比の小さい配合であっても,自己収縮ひずみは極めて小さい.また,乾燥収縮ひずみは大きく,最終値に達するまでの時間も長くなる.このような,鉄鋼スラグ水和固化体の乾燥収縮ひずみは,製鋼スラグ骨材に含まれる水分量を考慮することで,セメントコンクリートの乾燥収縮ひずみの予測式が適用可能である.また,鉄鋼スラグ水和固化体のヤング係数および線膨張係数は,セメントコンクリートとほぼ同程度である.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680232136576
  • NII論文ID
    130004943123
  • DOI
    10.2208/jsceje.63.468
  • ISSN
    18806066
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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