小規模工事を対象にした残留沈下対策の意思決定
書誌事項
- タイトル別名
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- Decision Making for Residual Settlements Measures in Small Construction Projects
- ショウキボ コウジ オ タイショウ ニ シタ ザンリュウ チンカ タイサク ノ イシ ケッテイ
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抄録
本論文では,小規模で工期が短い工事においても適用可能な,粒子フィルタと土-水連成弾塑性有限要素法に基づいた観測施工法を新たに提案し,その有効性について実際の工事を対象に検証する.はじめに,小規模工事において詳細な地盤解析を実施する場合に想定される経済的・時間的課題を考慮し,物理試験結果に基づいた簡易土質定数推定法,および計算効率の高い超一様分布列を用いた観測施工フローを示す.その後,提案フローの有効性を検証するため,観測データに基づいた粒子フィルタによるパラメータ同定を行い,再解析結果と実測値の比較により同定パラメータの精度検証を行う.さらに,残留沈下の確率分布の推定結果に基づいて対策工の選定(意思決定)を行う.その結果,提案法は設計段階で解析に必要な地盤定数が不十分な場合の意思決定にも適用できることを示した.
収録刊行物
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- 農業農村工学会論文集
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農業農村工学会論文集 81 (6), 489-501, 2014
公益社団法人 農業農村工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680265488256
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- NII論文ID
- 130004951467
- 220000165147
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- NII書誌ID
- AA12240517
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- ISSN
- 18847242
- 18822789
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- NDL書誌ID
- 025129590
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可