風,波と流れによる漂流物の抗力係数および漂流予測に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON THE DRAG COEFFICIENT RATIO OF DRIFTING OBJECTS DUE TO WIND AND WAVES AND PREDICTION OF LEEWAY TRAJECTORY

抄録

本研究では,風洞水槽を用いて漂流物の漂流速度および抗力係数比に関する実験を行っている.12種類の漂流物に対して,波浪のみによる漂流実験,風圧力と風波による漂流実験を行っている.その結果,波浪のみによる漂流速度は,喫水深でのStokes driftにほぼ一致することが示された.後者の実験では,抗力係数比が水中および水面上の投影面積比の関数として与えられることが分った.また,その比例係数は漂流速度を用いたRaynolds数に対して増加する関係を示していた.現地海洋での漂流型海洋気象ブイの漂流予測も行われた.海流およびMSMの風速データを用い,抗力係数比に関しては本研究で得られた結果を用いて漂流予測を行ったところ,吹送流成分に10度の偏角を考慮した場合,前半12時間の漂流方向は一致していたが,偏角を考慮しない場合の方が最終的な漂流位置は実測値に近い結果が得られた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205353168256
  • NII論文ID
    130004961440
  • DOI
    10.2208/jscejoe.68.i_1031
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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