高潮推算における非構造格子モデルの適用性に関する基礎的検討

書誌事項

タイトル別名
  • BASIC STUDY ON APPLICABILITY OF A COASTAL CIRCULATION MODEL WITH UNSTRUCTURED GRIDS TO STORM SURGE SIMULATIONS

抄録

地球温暖化により,これまで以上に強大な台風の来襲が懸念されており,それによる高潮災害に対する適応策を考える上では,より精度の高い高潮推算が望まれている.本研究では,可変格子を設定でき,複雑な海岸線を表現できる非構造格子を用いた海洋流動モデルFVCOMを高潮推算に適用し,その有用性を検討した.FVCOMの高潮推算への適用にあたって,まず,オリジナルのFVCOMでは考慮されていない気圧場を取り込めるようにモデルを改良した.ついで,対象領域である有明海・八代海での適切な計算領域および格子幅の検討を行った.推算結果と観測値および代表的な構造格子モデルであるPOMによる計算結果との比較から,高潮推算におけるFVCOMの有用性が確認された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680330724736
  • NII論文ID
    130004961624
  • DOI
    10.2208/jscejoe.68.i_858
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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