遡上津波による非固定陸上構造物周辺の洗掘現象への流体・構造・地形変化連成数値計算モデルの適用

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION OF COUPLED FLUID-STRUCTURE-SEDIMENT INTERACTION NUMERICAL MODEL TO TSUNAMI-INDUCED LOCAL SCOURING AROUND A MOVABLE INLAND STRUCTURE

抄録

遡上津波の作用と基礎地盤の洗掘により変位が生じる可能性のある非固定の陸上構造物を取り扱い,その周囲に生じる洗掘現象に津波・構造物・地形変化の相互作用が解析可能な3次元数値計算モデルを適用し,同モデルの再現性を検証するとともに地形変化に与える構造物の移動の影響を考究した.その結果,護岸と構造物の間や構造物の岸側に生じる地形変化には,構造物の移動を計算する場合と計算しない場合で顕著な差は認められなかった.しかし,構造物の沖側隅角部から側面側にかけての洗掘には,構造物に若干の沈下と傾斜が生じることでその周辺の流動場が変化したことから,構造物の移動の影響が現れたことを確認し,構造物の移動が生じうる状況下での基礎地盤の洗掘現象を検討する際において構造物の移動を計算することの重要性を明らかにした.

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680329183616
  • NII論文ID
    130004961769
  • DOI
    10.2208/jscejoe.69.i_503
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ