3次元数値流体力学ツールOpenFOAMにおける自由表面解析手法の妥当性に関する検討

  • 川崎 浩司
    名古屋大学 大学院工学研究科社会基盤工学専攻
  • 松浦 翔
    名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻
  • 坂谷 太基
    名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • VALIDATION OF FREE SURFACE ANALYSIS METHOD IN THREE-DIMENSIONAL COMPUTATIONAL FLUID DYNAMICS TOOL “OpenFOAM”
  • VALIDATION OF FREE SURFACE ANALYSIS METHOD IN THREE-DIMENSIONAL COMPUTATIONAL FLUID DYNAMICS TOOL ^|^ldquo;OpenFOAM^|^rdquo;

抄録

OpenFOAMはオープンソースの3次元数値流体力学ツールとして注目を集めている.しかし,海岸・海洋工学分野におけるOpenFOAMの妥当性・有用性については十分に吟味されていない.そこで,本研究では,同モデルを水柱崩壊問題と段波-構造物衝突問題に適用し,精度検証を行った.既往の実験結果との比較より,同モデルが高い再現性を有していることが確認された.加えて,OpenFOAMで用いられているVOF法に基づく自由表面解析手法の妥当性について検討した.その結果,自由表面が時空間的に大きく変化する水理現象では,界面の数値拡散抑制を目的としたパラメータであるcαが計算結果に大きな影響を与えることがわかり,cαの設定には十分な留意が必要であることを明示した.

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参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205352632448
  • NII論文ID
    130004961815
  • DOI
    10.2208/jscejoe.69.i_748
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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