乾燥収縮ひずみに与える部材寸法の影響

  • 小林 仁
    株式会社ピーエス三菱 大阪支店土木技術部
  • 先本 勉
    国土交通省近畿地方整備局 道路部
  • 藤井 隆史
    岡山大学大学院 環境生命科学研究科環境科学専攻
  • 綾野 克紀
    岡山大学大学院 環境生命科学研究科環境科学専攻
  • 宮川 豊章
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF MEMBER SIZE ON DRYING SHRINKAGE OF CONCRETE

抄録

コンクリートの乾燥収縮ひずみによって生じる変形は,100×100×400mmの角柱供試体や橋梁の上部工等,断面寸法に比べて部材の長さが長い場合には,平面保持の仮定が成り立ち,断面のどの位置で測定しても同じ大きさとなる.このような乾燥収縮ひずみの経時変化は,乾燥収縮ひずみの最終値と乾燥収縮ひずみの経時変化を表す項の二つの係数からなる双曲線によって表すことが可能である.<br> 本論文では,JIS A 1129に従い試験室で測定された乾燥収縮ひずみを基に,実構造物における乾燥収縮ひずみを予測する手法を検討した.厚さが400mm程度までの供試体または部材であれば,乾燥収縮ひずみの経時変化を表す項は部材厚の二乗に比例することを示す.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680333676672
  • NII論文ID
    130004962058
  • DOI
    10.2208/jscejmcs.69.377
  • ISSN
    21856567
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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