粗骨材の排水挙動がコンクリートの乾燥収縮に与える影響

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タイトル別名
  • EFFECT OF DRAINAGE BEHAVIOR ON COARSE AGGREGATE TO DRYING SHRINKAGE OF CONCRETE

抄録

粗骨材がコンクリートの乾燥収縮に与える影響を粗骨材の排水挙動に基づいて検討した.実験は長さ変化測定用コンクリートバー内部にひずみゲージを貼り付けた粗骨材を混入し,コンクリート内部の粗骨材のひずみを直接測定した.測定したひずみに,別途実験にて乾湿に伴う粗骨材のひずみと質量変化から求めたひずみと排水率との関係を適用してコンクリート内部の粗骨材の排水挙動を推定した.コンクリートの排水率とコンクリート内部の粗骨材の推定排水率との関係および,粗骨材のひずみと排水率との関係を比較した結果,一般的な天然粗骨材がコンクリートの乾燥収縮に与える影響には粗骨材自身の乾燥収縮が卓越するが,自身の乾燥収縮ひずみが小さい粗骨材ではセメントペーストの乾燥収縮を拘束する効果も顕著となることが明らかとなった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680331816960
  • NII論文ID
    130004962069
  • DOI
    10.2208/jscejmcs.70.194
  • ISSN
    21856567
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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