建設業から林業への人材移転による切捨間伐材のエネルギー利用促進可能性の評価

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タイトル別名
  • ENVIRONMENTAL AND ECONOMIC EVALUATION OF ENERGY UTILIZATION OF WOODY BIOMASS CONSIDERING HUMAN RESOURCE TRANSFER FROM CONSTRUCTION INDUSTRY TO FORESTRY

抄録

切捨間伐材のエネルギー利用は地球温暖化対策やエネルギー安全保障の観点から重要であるが,現状では殆ど有効利用されていない.本研究では労働力確保の観点に着目し,建設業から林業への人材移転を想定したエネルギー利用促進の可能性及び人材移転の実現による切捨間伐材の集材・搬出可能量,エネルギー利用に伴うGHG削減効果と経済性を試算した.先ず,林業に類似するスキルを持つ建設業を移転元として検討するとともに,アンケート調査により林業で必要なスキルや資格を明らかにした.次に,人材移転に伴う集材・搬出作業の必要雇用労働者数と人材移転可能人員数を推計した.その結果,人材移転によりわが国の年間の切捨間伐材発生量の80%が集材・搬出可能となり,このときのGHG削減量は約2,430千t/年と試算された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205358069760
  • NII論文ID
    130004962489
  • DOI
    10.2208/jscejer.69.ii_167
  • ISSN
    21856648
  • HANDLE
    20.500.14094/90002807
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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