森林バイオマス利用によるエネルギー自給ポテンシャルの推定―北海道下川町を事例として―

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF FOREST BIOMASS POTENTIAL FOR SELF-SUFFICIENT RENEWABLE ENERGY SYSTEM - CASE STUDY OF SIMOKAWA TOWN, JAPAN -

抄録

持続可能な社会形成への要請が高まる中,化石燃料からのCO2排出を抑制するバイオマスエネルギー利用はその必要性を益々増してきている.北海道下川町は,町内に豊富に存在する森林バイオマスを活用したエネルギー供給の取組みを行い,CO2排出量及び燃料経費削減に成功してきた.バイオマス利用に関しては,「再生産カを超えない利用」が持続可能性を担保するうえでは基本となる.本稿では,下川町を対象として森林の年成長量を推定し,年成長量から得られるエネルギー利用可能量を求め,森林が有するエネルギー自給ポテンシャルを明らかにした.この結果,森林の年成長量をベースにした理論上の利用可能量が,下川町の電力を除くエネルギー需要の80~131%になることがわかった.

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被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680334646528
  • NII論文ID
    130004962507
  • DOI
    10.2208/jscejer.69.ii_321
  • ISSN
    21856648
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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