Impact of preserving the parathyroid glands on hypoparathyroidism after total thyroidectomy

Bibliographic Information

Other Title
  • 当施設における甲状腺全摘術での副甲状腺温存と術後の副甲状腺機能について
  • トウ シセツ ニ オケル コウジョウセン ゼンテキジュツ デ ノ フクコウジョウセン オンゾン ト ジュツゴ ノ フクコウジョウセン キノウ ニ ツイテ

Search this article

Abstract

永続的副甲状腺機能低下症は,甲状腺全摘術で懸念すべき合併症の一つである。今回甲状腺全摘を要する疾患ごとに,副甲状腺の機能温存状況を検討した。その結果,術後1年の時点でintact PTH値が正常値下限であった症例の頻度は甲状腺癌症例で0.78%,バセドウ病で2.0%,非中毒性甲状腺腫では0%であった。また副甲状腺が将来過形成をきたす可能性のある重症慢性腎臓病やMEN2A型への甲状腺全摘を施行した症例では副甲状腺を全摘し,一部前腕筋肉内へ自家移植したがこれらの症例で永続的副甲状腺機能低下症をきたしたものはなかった。副甲状腺の温存状況は個々の症例や対象疾患により様々ではあるが,まずは発見しやすい上腺を確実に術中に同定することが重要と思われる。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top