DLCS: 空間の定性的な表現方法

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タイトル別名
  • DLCS: Qualitative Representation for Spatial Data

抄録

定性空間推論の枠組みとなるDLCS表現を考案した。DLCS表現は点接・線接など領域の接し方に着目した空間図形のシンボリックな表現方法であり、Dot(点)、Line(線)、Circuit(閉路)、Sphere(範囲)という簡単なオブジェクトを基礎とし、それらにいくつかの束縛条件を用いることで空間図形を表す。これまでに提案されている定性空間の手法は、実装可能なものは推論力が弱く、推論力があるものは実装困難である。DLCS表現は領域の接し方をもらさず表現することで推理力をあげ、簡単なオブジェクトを基礎とすることで実装を可能にする。本発表では、図形表現に対するDLCS表現を述べ、逆に与えられたDLCS表現に対応する2次元図形が存在するための条件について述べる。また、2つのDLCS表現に対して、対応する図形が直観的に一致することを判定するアルゴリズムを示す。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680500389632
  • NII論文ID
    130005006614
  • DOI
    10.11309/jssstconference.21.0.52.0
  • ISSN
    13493515
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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