重力エネルギーが支配的なN体系の速度緩和

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タイトル別名
  • Velocity relaxation of gravity-dominated N-body systems

抄録

重力エネルギーが支配的なN体系(例:球状星団)は,初期の激しい緩和による準定常状態から,collapseを経て,コア・ハロー状態へと系が進化していく。このため,速度分布も,系の進化に伴い非ガウス的な分布からガウス分布(マクスウェル-ボルツマン分布)に徐々に緩和すると予想される。本研究では,このような自己重力N体系の速度緩和を明らかにするため,N体シミュレーション(N=125~250)を実施した。その結果,collapseによってコアが急激に形成されるする場合には,速度分布は非ガウス的な分布からガウス分布へ,単調には緩和しないことが示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680570662912
  • NII論文ID
    130005020725
  • DOI
    10.11345/japannctam.61.0.222.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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