風車タワーに作用する発電時最大風荷重の予測
書誌事項
- タイトル別名
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- Prediction of maximum wind load on wind turbine towers under operating conditions
抄録
2MWの標準風車モデルを用いて時刻歴応答解析を行い,発電時における風車タワーに作用する最大風荷重の研究を行った。風車タワー基部に作用する転倒モーメントの平均値と最大値は定格風速の前では平均風速の増大に伴い増大するが,定格風速の後では平均風速の増大に伴い,転倒モーメントの平均値は減少する。一方,転倒モーメントの最大値は乱れの小さいケースでは減少するが,乱れの大きいケースでは逆に増加することを示した。風車タワー基部に作用する転倒モーメントの最大値の評価式を提案し,1.5MWの風車タワーの実測値とよく一致することを示した。風車タワーに作用する発電時最大風荷重の50年再現期待値を算定するための統計的外挿係数の評価式を提案し,統計的外挿係数が年平均風速および乱流強度の増加と共に増大することを明らかにした。
収録刊行物
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- 風工学シンポジウム論文集
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風工学シンポジウム論文集 21 (0), 375-380, 2010
一般社団法人 日本風工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680570789376
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- NII論文ID
- 130005021434
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可