プランクトン遺骸を用いた過去100年の琵琶湖生態系の変動
書誌事項
- タイトル別名
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- Paleolimnological approaches for the mechanisms of fluctuation on Lake Biwa ecosystem in the last 100 years
抄録
琵琶湖での20世紀中の動物プランクトンの歴史的変動を明らかにするために、堆積物コアを用いて、遺骸分析を行った。特定の動物プランクトン遺骸は、年代ごとに変動し、特に大型植食者のDaphniaは、1900年から1920年の間は出現せず、その後の30年間も動物プランクトン群集の主要な構成要素ではなかったが、一方で小型植食者のBosminaはその間、豊富に生息していたことが明らかとなった。さらに、1960年代中頃には琵琶湖は富栄養化が顕著に進行し、Daphniaが大幅に増加、それ以降動物プランクトンの主要な構成要素になった。本研究の結果は、1960年代の時期の富栄養化が動物プランクトン群集へのトップダウン効果とボトムアップ効果の影響の相対的強さを改変させたことを示唆している。
収録刊行物
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- 日本陸水学会 講演要旨集
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日本陸水学会 講演要旨集 R68 (0), 103-103, 2003
日本陸水学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680574337536
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- NII論文ID
- 130005022060
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可