文字認知過程の初期判断と個人差:脳磁図による研究  [in Japanese] Early decision and individual differences on character recognition:A MEG study  [in Japanese]

Access this Article

Abstract

脳磁図の文字認知研究においてM100(刺激提示後約100ミリ秒)の反応は字形の基本的分析、M170(刺激提示後約170ミリ秒)の反応は複雑な字形分析であると言われている。脳磁図の顔の認知研究ではM100は顔か顔ではないかの判断で、M170は性別などの高度な顔の分析をしていると言われている。本研究は正漢字、誤漢字(部首とつくりを反転)、偽漢字(部首とつくりの組み合わせが存在しない)、絵文字、ハングル文字を刺激として、日本人、非漢字圏日本語学習者、漢字圏日本語学習者を対象に脳磁図を測定した。M100とM170の文字認知での役割は言語使用の歴史に依存していることが示唆された。例えば、ヨルダン人被験者はM100でハングル文字だけ反応がほとんどなく、一方M170ではハングル文字の反応が他より大きかった。これはM100という早い段階で文字様刺激に対して何らかの判断をしていることも示唆している。

Journal

  • Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology

    Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology 2010(0), 146-146, 2010

    The Japanese Society for Cognitive Psychology

Codes

Page Top