西南女学院短大食専攻学生にみる正月料理とのかかわりについて

• 木村 久江

  西南女学院短大

• 大村 省吾

  日本農業実践学園

書誌事項

タイトル別名

• Surveillance study on interest for new year dishes of the food specialty student in Seinan Jo Gakuin University Junior College

抄録

【目的】日本の伝統的な和食文化である正月料理が現在の食専攻学生のなかでどのように根付いているのかを調査することにより、調理教育の参考に資することを目的とする。【方法】西南女学院短大食専攻84名を調査対象とした。参考として大学３、短期大学１、専門学校３、計７校の食栄養・食生活指導専攻学生560名を比較対象とした。（地域別には、仙台・埼玉・長野・奈良・北九州各１、東京３校）「年末および年始の料理内容」、「正月料理への参画状況」、「おせち料理への関心」「誰から教わり誰と食したか」などの質問内容についてアンケート調査を行った。【結果】当学院生では、年末年始の伝統的な食材である蕎麦、餅（雑煮）を食したと回答した者がそれぞれ62％、60%であった。おせち料理を食べたものは85%（和風67%）と伝統的な食習慣が継承されており、調査全大学の平均79%（和風65%）をやや上回った。おせち料理作りに参画したと答えた者は40%いたが、参画は部分的との回答が9割を占めた。71%がおせち料理に関心のあると回答し、関心のある献立としては、栗きんとん、数の子、黒豆が上位３つを占めた。家族から教わった者46%に対して、39%が授業などからと答え、世代間の伝承が少なくなってきていることが分かった。

収録刊行物

• 日本調理科学会大会研究発表要旨集

  日本調理科学会大会研究発表要旨集 25 (0), 170-, 2013

  日本調理科学会

キーワード

• おせち料理
• 調理
• 伝承

詳細情報

• CRID: 1390001205691614848
• NII論文ID: 130005044186
• DOI: 10.11402/ajscs.25.0.170.0
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可