島根県における木質チップボイラー導入過程の問題

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  • pref shimane

抄録

近年、地球温暖化等の環境問題が深刻になっている。化石燃料に代わるエネルギーとして注目されている一つにバイオマスがある。その中でも、木質バイオマスはカーボンニュートラルといった特性を持っている。この特性は、光合成によって二酸化炭素を固定する植物は燃焼しても固定しただけの二酸化炭素量のみ空気中に放出されるため、大気中の二酸化炭素濃度は変わらないといった特性である。木質バイオマスはバイオエネルギーとして主にチップやバークの形で燃料として利用されている。島根県においても、これらの木質燃料を使用して熱供給を行うために木質チップボイラーがいくつか導入されている。しかし、木質チップボイラーの導入には燃料の安定供給の可否やイニシャルコストが大きいといった課題がある。こうした課題を各市町村の事例をもとに解決策を解明し、また現在のチップボイラー導入での問題点を抽出検証し、今後木質チップボイラーが普及していくための導入促進を行うための提案を聞き取り調査と文献調査から示すことを本研究の目的とする。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205706913920
  • NII論文ID
    130005048206
  • DOI
    10.11519/jfsc.124.0.107.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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