東シベリア北方林における全生態系と下層部の植生変化
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- 斉藤 淳志
- 名古屋大学農学部
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- 小谷 亜由美
- 名古屋大学農学部
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- 太田 岳史
- 名古屋大学農学部
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- 飯島 慈裕
- 海洋研究開発機構
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- マキシモフ トロヒューム
- ロシア科学アカデミー北方圏生物問題研究所
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- コノノフ アレキサンダー
- ロシア科学アカデミー北方圏生物問題研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Vegetation change of whole ecosystem and understory vegetation in eastern Siberian boreal forest
抄録
東シベリア地域のカラマツ林タワー観測において、2004年以降での表面土壌の湿潤化が報告されている(Ohta et al.,2008)。土壌湿潤化の持続に伴って広範囲でのカラマツの変色や枯死が起こり(Iwasaki et al.,2010)、2007年付近より下層植生の増加が起こったという報告もある。このような急激な環境変化前後での、潜熱フラックスや気象要素の値を比較し、各値がどのように変化したのか検討を行った。 <br> 東シベリアのカラマツ林タワー観測サイトでの、2005年以降に観測された潜熱フラックス、気象要素を解析に用いた。下向き短波放射量の林冠透過率の値について、2008年以降の展葉期において増加していることが分かった。これは上記のような、カラマツ枯死の影響だと考えられる。林冠透過率増加に伴い、カラマツ林上層部からの潜熱フラックスは低下し、下層部からの潜熱フラックスは増加した。また2009年以降は大気飽差の増加も見られ、上層部での気孔コンダクタンス低下によって上層部潜熱フラックスの低下が、下層部での地面蒸発増加によって下層部潜熱フラックスの増加が、それぞれ促進されたと考えられる。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 134-, 2013
日本森林学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282680683610880
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- NII論文ID
- 130005048236
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可