異なる間伐法がもたらすヒノキ林の将来林型の予測  [in Japanese] How do different thinning rules affect future stand structure of hinoki cypress plantation? Prediction by a simulation study  [in Japanese]

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Abstract

最近、間伐が遅れている人工林で、列状間伐のような定量間伐がおこなわれる事例が増えている。定量間伐のメリットの1つは、主伐前に価格の高い材を生産できることにある。演者の意見としては、主伐時の林型を考慮すればこのような定量間伐は1回のみとし、それ以降は定性間伐に移行するのが妥当であると考えている。しかし、たとえ1回のみとしても、列状間伐のやり方によって将来の林型が影響されるのではなかろうか。たとえば、同じ33%の間伐率としても、1伐2残とするのか、あるいは2伐4残とするのか、によって主伐時の林分構造が異なると予想される。なぜならば2伐4残の場合、1伐2残に比べて樹木の生育に利用されない空間が生じうるし、また、残存列の内部の個体がより強い個体間競合下に置かれるため、主伐時の直径が相対的に細かったり、あるいは主伐時までの自己間引きによる枯損率が高いことが予想される。すなわち、間伐の列幅が広いほど、主伐時に価格の高い材が少なくなるのではなかろうか。そこで本研究では、個体配置と個体間競争を考慮したモデルで林分の各個体の成長をシミュレートし、列状間伐の列幅と主伐時の林分構造の関係を分析する。

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 124(0), 19, 2013

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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