上腕骨孤立性骨嚢腫再発例に対して髄内釘が奏功した一例

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タイトル別名
  • SUCCESSFUL TREATMENT OF A SOLITARY BONE CYST OF THE HUMERUS USING INTRAMEDULLARY NAILS
  • 症例報告 上腕骨孤立性骨嚢腫再発例に対して髄内釘が奏功した一例
  • ショウレイ ホウコク ジョウワンコツ コリツセイコツノウ シュ サイハツレイ ニ タイシテ ズイナイクギ ガ ソウコウ シタ イチレイ

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抄録

症例は16歳の男性.バレーボール中に右上腕の痛みを自覚.近医受診し,単純X線・MRI施行したところ,右上腕骨孤立性骨嚢腫を指摘され,当科紹介受診となった.掻把・植骨施行するも2年後に再発し,増大傾向となり,疼痛も出現した.根治目的としての再手術方法として,髄内釘を選択した.術後1年で抜釘施行したが,再発なく経過しており,上腕骨孤立性骨嚢腫再発例に対して髄内釘が有効であった.孤立性骨嚢腫は10~20代男性に多い疾患である.治療については,様々な方法が提唱されている.今回われわれは,髄内釘による治療が奏功した一例を経験したので,若干の文献的考察を加えてこれを報告する.

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