環境浸透圧を異にしたカマキリ <I>Cottus kazika</I> の骨格筋中遊離アミノ酸の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in the Free Amino Acid Content in the Skeletal Muscle of Fourspine Sculpin <I>Cottus kazika</I> Reared in Different Environmental Salinities
  • 環境浸透圧を異にしたカマキリCottus kazikaの骨格筋中遊離アミノ酸の変化
  • カンキョウ シントウアツ オ イ ニ シタ カマキリ Cottus kazika ノ コッカクキン チュウ ユウリ アミノサン ノ ヘンカ

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抄録

広塩性魚類で降河回遊魚であるカマキリ(Cottus kazika)を降河時期および遡上時期に淡水および海水飼育した場合の筋肉中遊離アミノ酸組成を検討した。その結果,海水で飼育するとリジンが少なくなり,アラニンが増加することが,降河時期および遡上時期に観察されたことから,両アミノ酸は筋肉中の浸透圧適応に関与していると考えられた。また,タウリンは,筋肉中遊離アミノ酸総量を調節するための補填剤的な役割を果たしていると考えられた。

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 60 (4), 495-501, 2012

    日本水産増殖学会

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