近赤外低反応レベルレーザー照射による腎炎抑制効果

• 大和 正典

  独立行政法人理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター

• 金田 明

  独立行政法人理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター

• 片岡 洋祐

  独立行政法人理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター

書誌事項

タイトル別名

• Low-reactive Level Near-infrared Laser Irradiation Suppresses Glomerulonephritis in Rats

抄録

われわれはWKY ラットに抗糸球体基底膜抗体を静脈内投与することで糸球体腎炎ラットモデルを作成し，体外からの低反応レベルレーザー照射が抗炎症効果を発揮するかどうかを検討した．レーザーの照射（波長830 nm, 出力2 W, 皮膚表面のスポットサイズ2.27 cm², 照射パワー密度880 mW/cm²）は抗糸球体基底膜抗体投与日より14 日間，1 日1 回250 秒ずつ背部皮膚表面から両腎臓へ向けて行った．その後，腎臓を摘出し，生化学および組織学両面から炎症の状態を検討したところ，レーザー照射が腎炎病態を有意に軽減することを確認した．

収録刊行物

• 日本レーザー医学会誌

  日本レーザー医学会誌 34 (4), 402-405, 2014

  特定非営利活動法人 日本レーザー医学会

キーワード

• 近赤外低反応レベルレーザー
• 腎臓
• 糸球体腎炎
• ラット

詳細情報

• CRID: 1390282679743172992
• NII論文ID: 130005065160
• DOI: 10.2530/jslsm.34.402
• ISSN: 18811639
• ISSN: 02886200
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014224361
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可