フィブロイン膜の不溶化に係る諸要因の解明

  • 堤 一代
    北九州市立大学 国際環境工学部 財団法人 福岡県産業・科学技術振興財団
  • 小川 あかね
    北九州市立大学 国際環境工学部
  • 福田 翼
    北九州市立大学 国際環境工学部
  • 森田 洋
    北九州市立大学 国際環境工学部

書誌事項

タイトル別名
  • Elucidation of Several Factors Associated with Insoluble Fibroin Film Formation
  • フィブロイン マク ノ フヨウカ ニ カカワル ショ ヨウイン ノ カイメイ

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抄録

これまでフィブロインの膜化には様々な検討がなされてきた.本研究では,フィブロイン膜の不溶化要因の検討を行った.グリセリン添加量において,0.05 v/v%以下の添加ではフィブロイン膜は溶出し,0.10 v/v%以上の添加ではフィブロイン膜は溶出しなかった.乾燥条件の検討では,温度30℃以上,湿度70%RHで不溶化することが確認された.pHによる影響では,pH 11以下で不溶化した.フィブロイン濃度の影響では,2-10 mg/mLで不溶化を示した.膜化のためのフィブロイン濃度の検討を行った結果,2.0 mg/mL以上であることが確認された.

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参考文献 (30)*注記

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