Development of functional brain imaging modality by using animal 7T-MRI

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  • 小動物用7T-MRI装置を用いた脳機能イメージング技術の開発
  • 実験技術 小動物用7T-MRI装置を用いた脳機能イメージング技術の開発
  • ジッケン ギジュツ ショウドウブツヨウ 7T-MRI ソウチ オ モチイタ ノウ キノウ イメージング ギジュツ ノ カイハツ

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Abstract

東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野(川島隆太研究室)では,2009年3月に,小動物専用の高磁場核磁気共鳴画像化装置(小動物用7T-MRI装置)を導入した.本MRI装置のマグネットおよび周辺ハードウェアは,実験用動物(おもにラットやマウスの脳が対象)から,高磁場・高感度の環境下で,かつハイスループットにMRI画像が取得できるように設計されている.小動物用7T-MRI装置の導入以来,東北大学内外の研究者と共同研究を精力的に展開しており,2015年2月現在で関連する英文原著論文を15本ほど発表した.本稿では,小動物MRI研究における一般的な利点・限界点を概説したあとに,小動物用7T-MRI装置を用いた当研究室における近年の研究活動について紹介する.特に,ラットにおける脳波(electroencephalography:EEG)と機能的核磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging:fMRI)の同時計測手法の開発とその応用研究,ラットの脳アトラスMRIテンプレートの開発とその応用研究,について紹介する.本稿で紹介する小動物MRIによる実験手法が,日本の脳科学研究,基礎薬理学研究,前臨床研究などの領域において,スダンダードな評価系ツールの一つとして広く認識されることを切に願う.本稿がその一助となれば幸いである.

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