日常生活活動の安全面からみたTimed Up and Goテストの有用性

  • 松山 太士
    社会医療法人財団新和会八千代病院 総合リハビリテーションセンター
  • 山田 和政
    学校法人名古屋石田学園 星城大学 リハビリテーション学部

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of the Timed Up and Go Test as an Indicator of Safety of Activities of Daily Living
  • ニチジョウ セイカツ カツドウ ノ アンゼンメン カラ ミタ Timed Up and Go テスト ノ ユウヨウセイ

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抄録

〔目的〕大腿骨近位部骨折者のADL評価と再転倒リスク評価としてのtimed up and go(TUG)テストの有用性を検証した.〔対象〕当院回復期リハビリテーション病棟から自宅退院する大腿骨近位部骨折者40名とした.〔方法〕退院前に TUGテストとfunctional independence measure(FIM)を行い,両者の関連性を分析するとともに退院後3ヵ月間の再転倒の有無を調査した.〔結果〕TUG遂行時間とFIM得点に有意な相関が認められた.再転倒者は7名で,その中にはFIM高得点者も存在したが,TUG遂行時間20秒以下の条件を加えると再転倒者は0名であった.〔結論〕大腿骨近位部骨折者の退院時のADLおよび再転倒リスクを評価する上で,TUGテストは有用といえる. <br>

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