当院における腎機能低下患者に対する腎排泄型薬剤の処方実態と課題

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タイトル別名
  • Prescription of Renal Excretory Type Drugs for Patients with Decreased Kidney Function- Actual Situations and Problems to Be Solved
  • トウ イン ニ オケル ジンキノウ テイカ カンジャ ニ タイスル ジンハイセツガタ ヤクザイ ノ ショホウ ジッタイ ト カダイ

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抄録

薬剤師が介入していない状況での腎機能低下患者に対する腎排泄型薬剤の処方実態を把握し今後の課題を明らかにすることを目的として, ジゴキシン, シベンゾリン, ベザフィブラート, レボフロキサシン, バラシクロビル, ダビガトランの6成分が処方された外来患者を対象に血清クレアチニン, 性別, 年齢, 身長, 体重, 対象薬剤の投与量を後方視的に調査した。その結果, 血清クレアチニンの検査が行なわれなかった処方や過量と判断された処方が確認された。さらに年齢や血清クレアチニンのみで腎機能を判断している可能性が推察されたことから, 腎排泄型薬剤の薬物療法に薬剤師の関与は必要であると考えられた。そのためには, 薬剤部内に腎排泄型薬剤の薬物療法を支援するためのシステムを導入することが必要である。

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参考文献 (1)*注記

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