アンドリッツ社最新スラッジ脱水設備

書誌事項

タイトル別名
  • Andritz State-of-the-Art Sludge Dewatering Process
  • アンドリッツ社最新スラッジ脱水設備 : 予備脱水用グラビティーテーブルとの組合せ
  • アンド リッツシャ サイシン スラッジ ダッスイ セツビ : ヨビ ダッスイヨウ グラビティーテーブル ト ノ クミアワセ
  • ―予備脱水用グラビティーテーブルとの組合せ―
  • -In Combination with Pre-Dewatering Gravity Table-

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抄録

アンドリッツ社は,スラッジ脱水分野においても長年の経験と実績を持っている。最近の例では,2010年4月にドイツにあるPalms社キングス・リン工場にスラッジ処理量540ton―ds/dayの脱水設備一式を納入した。スラッジ脱水設備としては,従来より,ベルトプレッシャーフィルター及びスクリュープレスが使用されているが,アンドリッツ社は,これらの脱水設備の前段に設置する予備脱水機として,重力を利用したグラビティーテーブル(GT)を開発し,製造販売している。低濃度(2―4%)のスラッジを,GTで16―20%濃度まで予備脱水することにより,後段のベルトプレッシャーフィルターあるいはスクリュープレスでの脱水がより効果的に行われる。DIPスラッジの場合,GT+スクリュープレスの組み合わせにより,固形分濃度として60―70%まで脱水可能になる。上記のキングス・リン工場でも予定通り固形分濃度の保証値を達成して検収となっている。<br>本稿においては,特に,グラビティーテーブル(GT)とベルトプレシャーフィルター(CPF),あるいは,グラビティーテーブル(GT)+スクリュープレス(SCS)の組み合わせ使用に焦点を絞り,その特長,効果,経済的メリット,実績等について紹介する。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 69 (5), 484-489, 2015

    紙パルプ技術協会

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