当院における臨床実習指導の新たな取り組み

DOI
  • 髙野 稔
    脳神経疾患研究所 総合南東北病院 リハビリテーション科
  • 佐藤 聡見
    脳神経疾患研究所 総合南東北病院 リハビリテーション科
  • 篠原 弥生
    脳神経疾患研究所 総合南東北病院 リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • New Efforts in Guiding Bed-side Learning at this Hospital
  • ―クリニカルクラークシップを基本とした指導と実習指導支援ツールを導入して見えた現状と課題―
  • - Conditions and Topics Evident after Introducing Guidance, Based on Clinical Clerkship, and Practical Learning Guidance Support Tools -

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抄録

【目的】平成26年度より臨床実習指導の新たな取り組みとしてクリニカルクラークシップを基本とした指導と実習指導支援ツールを導入した。本研究は新たな取り組みの現状と効果を調査し今後の課題を検討することを目的とした。<br>【対象】平成26年度総合南東北病院で臨床実習を行った学生19名と実習指導者延べ38名。<br>【方法】実習終了時に無記名記述式のアンケート調査を実施した。調査項目は生活項目、主観的実習評価項目、自由記載とし回答を得た。尚、主観的実習評価項目は5段階評価(いいえ1~はい5)で評価した。<br>【結果】実習指導者がクリニカルクラークシップによる指導を実践できた結果、学生は過度なストレスを受けることなく、実習終了時に高い自己成長感と満足感を得る結果となった。<br>【結語】クリニカルクラークシップを基本とした指導と実習指導支援ツールは学生・指導者ともに有用であったことが示唆された。当院での取り組みがクリニカルクラークシップ指導を導入する実習施設の一助になると考えられる。

収録刊行物

  • 東北理学療法学

    東北理学療法学 27 (0), 58-64, 2015

    公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会

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