長期維持透析患者に発生し腎癌との鑑別が困難であったACDKに合併した腎血管腫の1例

DOI Web Site 参考文献8件
  • 坂口 大
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野 鹿児島大学医学部・歯学部附属病院血液浄化療法部
  • 下稲葉 美佐
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野 鹿児島大学医学部・歯学部附属病院血液浄化療法部
  • 見附 明彦
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野
  • 米澤 智一
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野
  • 石原 知明
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野
  • 松下 良介
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野
  • 速見 浩士
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野 鹿児島大学医学部・歯学部附属病院血液浄化療法部
  • 榎田 英樹
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野
  • 中川 昌之
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Long-term hemodialysis patient associated with renal capillary hemangioma originating from acquired cystic disease of the kidney : A case report
  • 症例報告 長期維持透析患者に発生し腎癌との鑑別が困難であったACDKに合併した腎血管腫の1例
  • ショウレイ ホウコク チョウキ イジ トウセキ カンジャ ニ ハッセイ シジンガン ト ノ カンベツ ガ コンナン デ アッタ ACDK ニ ガッペイ シタ ジンケッカン シュ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

69歳, 男性. 透析歴は23年 (原疾患 : 慢性糸球体腎炎), 67歳時に左腎細胞癌に対し左腎摘除術が実施され, 術後の定期造影CT検査で後天性囊胞腎 (ACDK) 内に造影効果を示す充実性領域が認められた. ACDK合併腎癌がもっとも疑われたため, 腹腔鏡下右腎摘除術が施行された. 病理検査において毛細血管性腎血管腫と診断された. ACDKを合併した透析患者では, 画像診断による腎血管腫と腎癌の鑑別は困難と考えられている. また透析患者に発生する腎血管腫はまれであり, 本邦の報告では本症例が5例目である.

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ