口腔インプラント治療時に考慮すべき局所解剖:注意すべき日本人と欧米人との顎骨形態の差異

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Procedures for Regional Anatomy That Require Attention in Oral Implant Treatment : Differences in the Form of the Jaw Bone between Japanese and Western People That Require Attention

この論文をさがす

抄録

顎骨周囲,内部を走行する神経,血管の位置が,有歯顎または欧米人の標本によって解説がなされた解剖書と,インプラント治療時に遭遇する形態との間でイメージが異なることがある.すなわち,顎骨に付着する筋,顎骨周囲に走行する脈管,神経については,歯を喪失した後の顎骨の形態に関連付けて考えていくことが重要であり,さらには日本人特有の顎骨形態を理解する必要もある.このように,インプラント施術に際して重要な局所解剖は,その患者がどのような顎骨の状態か,そしてそれに伴い変化する顎骨周囲の解剖を理解していることにより避けられ,安全確実な手術へとつながると考える.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ